広汎性発達障害と診断されたのは、40代後半になってから。
まあ、個性的とか、天然さんとかいろいろ言われてきたんですが、診断に至ったのは、困りごとが頻繁に出てきたから・・。
自分は、仕事が続かない、それと聴覚過敏があること。
まあ、それまで15年くらい精神科に通い、「不安が強いなあ~」「なんか人間関係しんどい」、と漠然とお薬を飲んでいたんですが、良くはならない。
思い切って病院を変え、専門の先生に診てもらい知能検査とか、生まれた時のことや幼少期から現在まで心理士さんらとも話して、やっと診断がでました。
聴覚過敏とは
APD(Auditory Processing Disorder)とは、聴覚情報処理障害のことで、「聞こえているのに聞き取れない」という症状です。聴力は正常でも、人混みなど雑音の多い場所では必要な音や話を選び取れず理解できなくなってしまう症状です。
聴覚過敏の例え(自分の場合では)
自分の場合は小学校から授業中でも声が聞き取りにくかったです。
校庭から聞こえてくる声、前後左右の人のささやき声、おまけにノートに書く鉛筆の音も大きく聞こえ、肝心の先生の声が届かない。
所々聞こえるところを穴埋めのようにつなげて、こんなもんかなと無理やり文章にしてみたり、わかってもないのに返事したり、、
言葉のやりとりというものを、一般の人の3割減、いや半分くらいで済ませたんで、きっとその時に感じる情緒や葛藤も少なく、未発達のままの10代を過ごしたと今は振り返ります。
もちろん、耳鼻科受診をして聴覚検査を何度もしても異常なし。
小学校、中学校、高校と昭和時代を過ごした自分は、
案の定、
「集中力がない!」
「気合が足りん!」
の一言で済まされ、授業はつまらないものでした。
まあ、よく今まで生きて、自分、本当にすごいです。
対策方法
今は、ノイズキャンセリングイヤホンである程度雑音を消してます。
それと当たり前ですが、聞き直したり確認もします。
調子がいまいちの時は、スーパーもちょっと入れないかな。。
音が四方八方から刺さる感じで、疲れやすいです。
まあ、それを甘えとか言われてもアレですが、
「聞こえてるんでしょ」とか言われると、
塩をかけられたナメクジのようにしぼんでしまう自分です。
まとめ
自分の生き方の中で学んだことは
*自分のできることはしっかりとした中で、それでも難しかったり、できなかったりする部分は相手に伝える。
*伝え方として、なるだけ「障害」という言葉以外の方法を使う。
*ゼロにはならないけど、薄いフィルターで発達障害の自分を見てもらえたらと思ってます。
ここまで読んでくれてありがとうございました。